【アンガーマネジメント】怒りのコントロール

 

怒りっぽい、キレやすいという自覚のある
飲食人のみなさま、アンガーマネジメント講座の第3弾です。

第1回では怒りタイプ診断
第2回では上手な怒り方
についてお伝えしてきました。

最終回となる第三弾は、
【怒りをうまくコントロールするためのトレーニング方法】についてご紹介します。

まずはもう一度自分の怒りタイプ診断をしてみましょう。

怒りタイプ診断はコチラから!

前回の自分の怒りタイプは覚えていますか?
「自由ネコだった!」
「白黒パンダだった気がする…」
など名前だけ覚えている方が多いのでは?
自分が何に怒りを覚えるか把握することが第一のポイントなので、しっかりとおさらいしておきましょう。

それでは、【アンガーマネジメント】講座第3回スタートです。
第1回 自分の怒りのタイプを知ろう
第2回 苦しくならない、上手な怒り方を知ろう
第3回 怒りをうまくコントロールしよう

怒りをうまくコントロールするために


「怒り」へのセラピー(対処法)は大きく分けて2種類あります。

①その場セラピー
イラッとしたその瞬間に気持ちを落ち着かせる方法
②体質改善セラピー
自分のタイプを知り「怒りにくい自分」を作っていく方法

ダイエットで考えるとわかりやすいかと思います。
一時しのぎでカロリーが高くて甘いものを控えれば、確かに一時的に体重は落ちますが、死ぬまでずっとハイカロリーな食べ物を禁じたりしたくないですよね。
根本的な解決を図るには、エネルギーを消費しやすい身体づくりが必要です。
そのために必要なのは、ずばり”筋トレ”です。
アンガーマネジメントもダイエットと同じように、日々のトレーニングが重要となります。

そうはいっても、いきなりツライ筋トレを課して、翌日から筋肉痛になり、しばらくトレーニングを休みます、となってしまっては本末転倒。
まずは無理なくできるところから始め、少しずつ負荷をかけていきましょう!

アンガーマネジメント①
その場セラピー

トレーニング方法をお伝えする前に、まず知っておいてほしいことがあります。

それは
『怒りのピークは6秒』
ということ。

飲食人のみなさん、イラっとした瞬間に怒声をあげてしまった経験、ありませんか。
怒りの感情は、イラっとしてから6秒までが一番強く、それを過ぎるとだんだん小さくなっていきます。
この6秒を我慢できない人が、いわゆる「キレやすい人」にあたるわけですね。
「確かにそうかも」と思い当たる節がある方は、ぜひ「6秒我慢」を実践してみてください。

それではイラっとしてしまった時の対処法を6種類ご紹介します。
1.怒りのレベル分け
2.魔法の言葉
3.思考停止
4.ものを観察する
5.その場を一度離れる
6.楽しいことを考える

1.怒りのレベル分け

今の「イラっとレベル」を自分なりに10段階に分けてみましょう。
ひとくちに「怒り」と言っても大小さまざまありますが、日常の中で「怒りの強さ」を考えることはあまり無いと思います。
この「怒りの強さ」を数値化できれば、客観的になれるため「イラっとしたけどよく考えればレベル2の怒りだ。怒鳴るほどじゃないな」など適切な判断が可能となります。

レベル分けの目安は下記を参考にしてください。
0  :怒りを感じない、穏やかな状態
1~3:「まあいいか」で流れせるくらいの、軽い怒り
4~6:平気そうに見えてもモヤモヤした気持ちが残る、少し強い怒り
7~9:憤りを感じるような、かなり強い怒り
10 :「絶対に許せない!」と怒り心頭な、人生最大級の怒り

飲食人のみなさん、最近怒ったことを思い出して、レベル付けしてみませんか。
・「店長がシフト希望を無視して10連勤にした!旅行の予定だったのに!」8点
・「新人がゴミ捨てを忘れていた。まあいいか今日は自分がやっておこう」2点
など、様々なレベルの怒りがあることがわかると思います。

慣れないうちは、怒りレベルを決めるのが難しいかもしれません。
正解は無いので、自分の中で基準を作ることができればOKです。

2.魔法の言葉
怒りを感じたら、気持ちが落ち着く言葉を自分にかけましょう。
「怒るのも仕方ないよね」
「大丈夫、大丈夫。たいしたことじゃない」
「明日には忘れてるよ」
などなど
他人からの共感で心穏やかになった経験があると思います。
実は、自分で自分に声をかけることでも、同じような効果が得られるんです。

3.思考停止
怒りを感じたら、一度「何も考えない」状態になると良いです。
イライラしている時は次から次へと嫌な考えが出てきてしまうもの。
頭の中をカラッポにしてしまいましょう。

4.ものを観察する
人はものをじっと観察していると、余計なことを考えなくなります。
イライラを忘れようとしても頭から離れない!という人におすすめな方法です。

たとえばテーブルの形は?傷や指紋がついていないか?この傷はいつ付いたんだろう?など、目の前にあるもの何でも良いので観察してみてください。

この時想像ではなく、必ず”形のあるものを使うこと”がポイントです。形のあるものに意識を集中させることは難しくありません。
ただ、やりすぎてボーっとしたままお客様の呼び声を無視しないように気を付けてくださいね!笑

5.その場を一度離れる
イラっとした相手が目の前にいるとなかなか怒りは収まりません。
そんな時は思い切ってその場を離れてみましょう。深呼吸やストレッチなどをすると、気分がスッキリします。

席を立つ際は、必ず戻ってくる=話し合う気があることを伝えましょう。
「ごめん、ちょっと気分落ち着かせてくる。少ししたら戻るからまた話そう」
黙って席を立って、扉を乱暴に閉めて去るなんてことをしたら、状況は悪化するばかりです!

6.楽しいことを考える
イライラした時は、無理に忘れようとするより、ポジティブなことを考える方が意識を切り替えやすいかもしれません。
・今日の賄いランチが美味しかったこと
・先輩に仕込みの手際を褒められたこと
・趣味に没頭している時の充実感
など幸せなことを考えて、ネガティブを減らしましょう。

◆その場セラピー実践編

さて、ここまでで怒りの対処法6つを知ったみなさん!
実際にイラっとしてしまった時、どの対処法をどう使えばいいでしょうか。
イラっとしてから怒りを収めるまでの流れを具体的に見ていきましょう。

もう許せない、怒ったぞ!!!

まずは6秒待つ!
(魔法の言葉を唱えたり、思考停止したり)

出来事の意味付けをする
(怒りのレベルを判断し適切に)

怒りのレベルが高かったら一度自分を落ち着かせる
(一度離席したり、ものを観察したり、楽しいことを考えて)

このような流れを意識すると、うまく心を落ち着かせることができるかと思います。
これでトラブルになるような強い怒り方は避けられるはずです!
全部一度にやるのが大変であれば、『まずは6秒待つ』だけでも実践してみてください。

次のページでは、【②体質改善セラピー】についてお伝えします。

1 2
飲食人研究所 編集部

「飲食人参加型!」というコンセプトの元、店長・広報・社長まで飲食に関わるプロフェッショナルから、様々な「役に立つ」「知らなかった」「あるある!」情報を受け取り発信します。 その他にも編集部発信で、飲食にまつわる雑学、平日休みでも遊びやすいレジャー情報、休憩時間にさっと見て癒されるペット動画などたくさんのコンテンツをお届けします。