【アンガーマネジメント】上手な怒り方を知ろう

 

怒りっぽい、キレやすいという自覚のある
飲食人のみなさま、アンガーマネジメント講座の第二回です。

第一弾の診断でわかった
自分の怒りタイプは覚えていますか?

忘れてしまったという方は再診断!
その日の気分によっても、前面に出てくるタイプが異なることがあります。
複数のタイプに当てはまる方は特にそうですね。
そんなわけで覚えているあなたも念のため再チェック!
怒りタイプ診断はコチラから。

店長料理長のみなさん、まわりのスタッフも巻き込んでやってみてくださいね!自分がどういう時にイラっとしがちなのかを把握しましょう。

怒りタイプは全6種類に分類できます。
熱血柴犬タイプ:信念を貫く正義漢
白黒パンダタイプ:白黒つけたい完璧主義
俺様ライオンタイプ:自信たっぷり堂々リーダー
頑固ヒツジタイプ:一見温厚だけど頑固面も
慎重ウサギタイプ:物事の判断は何事も慎重
自由ネコタイプ:自分に素直な好奇心の塊

それでは、【アンガーマネジメント】講座第二回スタートです。
第一回 自分の怒りのタイプを知ろう
第二回 苦しくならない、上手な怒り方を知ろう
第三回 怒りをうまくコントロールしよう

第二回 苦しくならない、上手な怒り方を知ろう


嫌なことがあると、ついグチっぽくなってしまいますよね。
でも、グチを言うことで嫌な記憶を何度も思い出し、脳内に定着させてしまうんです。。。どうせ定着させるなら、嫌なことじゃなくて良いことや役立つことにした方がいいですよね。

グチを言わなくても、イライラを解消できるようになるために!
まずは『怒り』がどうやって生まれるのかを考えてみましょう。

感情の生まれ方

「怒り」の感情がどうやって生まれてくるか、考えてみたことはありますか?
・腹が立つことを言われた
・こちらは仕事をたくさん抱えているのに、上司は楽をしてる
怒るポイントは数あれど、どうしてそれが怒りになるのか、実はあまりわかっていない方が多いのではないでしょうか。

怒りの感情は、次の3ステップで生まれます。
1.出来事が起こる
2.出来事の意味付けをする
3.怒りの感情が生まれる

・・・

これだけだとよくわかりませんね。
具体例で説明します。

1.出来事が起こる
店長から店長業務を頼まれた

2.出来事の意味付けをする
A. 店長の仕事なのに何故自分が…自分の業務だけで精一杯なのに
面倒くさい、やりたくない、と意味付けする
B. 新しい仕事をやらせてもらえる!
成長するチャンス、やりたい、ここでモノにしよう!と意味付けする

3.感情が生まれる
A. イライラ!怒りが芽生える
B. やったー!喜びが芽生える

その時の状況次第で、どちらもあるあるですよね。

ちょっと言葉が足りなかっただけで、相手の顔を見て話さなかったばかりに、Aのような”悪い方”に意味付けられてしまったら、お互いにとってマイナス、とても勿体ないです。

ちなみにこの3ステップは怒りだけではなく、どんな感情でも同じです。

さて、感情の生まれ方がわかりましたね。
ある出来事を「どう受け止めたから」イライラしたのか、そこを意識して考えてみると、突発的な怒りに振り回されなくなります。

「店長業務は店長がやるべき」という考え方を持っていると、なぜ人に仕事を押し付けるんだ?と怒りを覚えるでしょう。
「仕事はできる人が分担してやるべき」という考えの人は、この業務は自分でもできる範囲だからやろう、と自然と受け入れられるでしょう。

人は「〇〇するべき」を裏切られると、怒りを覚えるのです。

「〇〇するべき」の感覚は人によって違います。
誰が正しい、間違っているということはありません。

自分の「べき」だけではなく、他人の「べき」に対し「まあそんなこともあるか」と少しゆとりを持って受け止めるようにしてみてください。

あなたは何のために怒りますか?


ここまでで、怒りの生まれ方を知って、なるべく怒らない方法がわかりました。
次は、何のために怒るのか考えてみましょう。

自分が何に怒っているか伝えるため?
イラっとしたから怒鳴ってストレス解消するため?
相手の悪いところを正して教育してあげるため?

どれも、「怒り」で表現しなければならない理由はありません。
怒りたいから怒っているだけで、別の手段でも良いはずです。

ここで、飲食人のみなさんへ特別に!
別の手段では代替できない『怒ることの目的・メリット』をお伝えします!

それは・・・・・・・

怒ることの目的は、
相手に「次からはこうしてほしい」という要望を理解してもらうことです。

相手のことを責めることや、嫌な気持ちにさせることは『怒りの目的』ではありません!他のスタッフの前で怒鳴りつけたり、チクチク嫌味を言ったりしても、相手はあなたのことをうるさい頑固オヤジ・お局様と思って右から左に聞き流すようになってしまいます。それでは互いに嫌な思いをするだけですね。

「お願いごとをするなら、それこそ怒らない方がいいんじゃないか?」と思ったアナタ。
正しいです!
お願いで行動を変えてくれる人には怒る必要なんてありません。

しかし、相手が聞き入れてくれない時、「この要望が満たされないと自分にとって強いストレスになるんだ」ということを、相手にしっかりと理解してもらうための方法として『怒り』は有用です。
必要な時に怒れないと「自己肯定感の低下」や「嫌な状況がずっと続く」というデメリットがあり、精神面や人間関係に大きなダメージを与えます。
つまり、怒りすぎるのも、怒らなすぎるのも、どっちもよくないということです。

では、「次からはこうしてほしい」という要望を叶えてもらうために、どのように怒るのが良いのでしょうか。

上手な怒り方4ポイント


怒りの目的を達成するための上手な怒り方は4ポイントあります。
1.感情的にならない
2.伝わりやすいタイミングを観察する
3.相手に理解してもらえるように怒る
4.NGワードに気をつける

感情的に怒ると、相手は動揺してしまいます。
あなたの「こうしてほしい」に耳を傾ける余裕がなくなってしまうのです。
相手が落ち着いて話を聞ける状態にあるか、見定めることも大切です。
また、ただ怒るだけでは相手の心を閉ざしてしまいます。まずは相手の言い分を聞き、受け入れることで、相手もあなたの言葉を受け入れやすくなります。

怒る時、つい言ってしまうNGワードが3つあります。
知らず知らずのうちに使ってしまっていることが多いので、自分の身を振り返って、言ってしまっていないかチェックしてみてください。

NGワード①
「前から言おうと思ってたんだけど」
この言葉を聞くと、相手は「だったらもっと前に言えばいいのに」と、今怒られていることを棚上げしてあなたに対して怒り始めてしまうかもしれません。怒る時はその時のことだけ怒りましょう。
ペットや子供のしつけの時によく聞くことかもしれませんが、大人同士でも同じです。

NGワード②
「なんで?」
なんで?と言われると責められているように聞こえます。
おすすめ言い換えワードは「どうしたら」です。
アルバイトスタッフも「なんでそうしたの!」というと萎縮してしまいますが、「どうしたらよくなると思う?」と聞かれたら、きっと自分なりのアイディアを出してくれるはずです。

NGワード③
「いつも」「必ず」「絶対」
相手のことを決めつけ、レッテルを貼るのはやめましょう。
「いつもはこうじゃないのに」「自分のことをちゃんと見てくれていない」という反発を招きます。
事実だけをシンプルに指摘するのがおすすめです。

今回のまとめ

今回は
・怒りの感情の生まれ方
・怒りの目的
・上手な怒り方4ポイント
についてお伝えしました。

「なんで怒ってる側がこんなに相手へ配慮しなきゃならないんだ!」
と思ってしまうかもしれません。でも、今一度『怒りの目的』を思い出してみてください。

自分の「こうしてほしい」を、相手に理解してもらうことがゴールです。

考えずに怒れば怒るほど、相手は思い通りに動かなくなってしまいます。
ちょっと気を使う、ちょっと伝え方を変えるだけで、その目的が達成されるなら、やった方が断然お得です。

もし、気を使いすぎて怒るべきかどうかがわからなくなってしまったら、その「こうしてほしい」が叶わなかったら自分が今後どのような気持ちになるか、を考えてみてください。
後になって激しく後悔しそうだとか、長く引きずりそうだとか、そういった不安があるならば、「怒り」をちゃんと表現しましょう。

第3回 怒りをうまくコントロールしよう

一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会
https://www.angermanagement.co.jp/

飲食人研究所
Instagram
https://www.instagram.com/inshokujin/
YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCyk-TmTE7baNy7ibpLuggWA/

飲食人研究所 編集部

「飲食人参加型!」というコンセプトの元、店長・広報・社長まで飲食に関わるプロフェッショナルから、様々な「役に立つ」「知らなかった」「あるある!」情報を受け取り発信します。 その他にも編集部発信で、飲食にまつわる雑学、平日休みでも遊びやすいレジャー情報、休憩時間にさっと見て癒されるペット動画などたくさんのコンテンツをお届けします。