カフェ食堂料理長の『料理のABC』#11

 

飲食人の皆さま、お元気さまです!
カフェ食堂『ABC canteen』石井料理長のコラムです。前回に引き続き、正社員として入社後の話を語っていただきました。

 


親を説得して正社員として働き始めてから、先輩の社員の皆さんには良くしていただきました。
最初の料理長は男性だったんですけど、一緒に包丁を見に行ってプレゼントしてくれたり、料理の基本から一通り教わりました。次の料理長は女性で、一緒にランチに行ったり、原価管理やシフト作成とかほとんどの業務を教わったり、本当に良くしてくれました。2人の料理長からたくさんの事を教えていただき、私は本当に上司に恵まれているなぁと感じました。

スタッフにも上司にも恵まれていましたが、体力面を理由に退職を決意しました。
新卒として入ってから2年、料理長に「辞めたい」と話したらとても驚かれました。当時は実家のある松戸から、毎日片道1時間かけて通勤していました。両親に「都内で1人暮らしをしたい」と話しても、どうしても理解を得る事が出来ませんでした。
他店に異動願いを出そうとも考えましたが、思い入れのあるカフェ食堂『ABC canteen』以外で働きたいとは思えず、辞める事を決意しました。

料理長といろいろ話をして、辞めないで良い方法を考えてくれました。社長とも話し合った結果、契約社員に雇用を変更するという案でした。契約社員ならば正社員よりも勤務時間やシフトを柔軟にすることができるので、少しは通勤が楽になるだろう、という社長・料理長の配慮でした。私は、契約社員として形を変えて働く事になりました。
都内への引越しも諦めきれず、両親を説得し続けました。同期入社の仲の良い子と2人でシェアして暮らしてみようという話が出て「同期の子と一緒ならば」と、両親のOKももらえて都内へ引っ越すことが出来ました。現在は念願の一人暮らしをしていますが、一緒に住んでいた彼女は、渋谷のカフェレストラン『 SIZZLE GAZZLE 』の店長として活躍しています。

通勤時間が短くなった事で、より前向きに仕事に打ち込む事が出来るようになりました。契約社員として1年働いた後、会社から正社員登用のお話をいただきました。私は「チャンスをいただけるならぜひ」とお答えして、再び正社員として働かせていただいております。
1ヶ月遅れの入社を許可して下さり、私に合った働き方を親身になって考え、提案して下さった社長や料理長には本当に感謝してもしきれません。

 

■株式会社OYA
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■ABC canteen
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石井 里椰 (株式会社OYA・ABC canteen 料理長)

調理師専門学校卒業後、(株)OYAに新卒として入社.千葉県出身の25歳. 現場スタッフとして順調にキャリアアップ、現在は手作りにこだわった人気カフェ食堂「ABC canteen」の料理長として繁盛店を切り盛りしている. 「穏やかそう」と言われるも、かなりの負けず嫌いで、アメリカで話題沸騰中のファンネルケーキ(漏斗にいれたパン生地を揚げた土台に、生クリームやフルーツ・チョコを乗せたケーキ)作りやローストビーフの火入れは誰にも負けない自信あり! 社長にも言ってない将来の夢は、幸せな家庭を築くことです.