北千住の裏路地のワイン食堂@山口夫妻の独立日記 #2

 

こんにちは
ワイン食堂「WINE & DINE Vinogris」オーナー山口裕大です。

前回、簡単な自己紹介をしましたが、今回は建築デザイナーを目指していた私が、なぜ飲食業界に進もうと決めたのか詳しくお伝えします。

 

絵を描くことが大好きで運動が得意な学生時代

1984年、東京都足立区に生まれました。学生時代は水泳、体操、陸上とスポーツに明け暮れ、高校では陸上短距離走で関東大会にも出場しました。
スポーツ以外にも、絵を描く事が大好きで、小中は個展に入選することもありました。切り絵にも興味を持ち、小6では全日本で2位となり中国の世界大会にも参加しました。
高校は陸上競技をする傍ら、美術を専攻しました。
いつしか「建築士」「建築デザイナー」になりたいという夢を抱くようになり、グラフィックデザインやイラストを学びながら、建築系の大学を目指しました。努力の結果、倍率40倍の芝浦工業大学「建築科」「建築工学科実技枠」2学科ともに一発合格することができました。

 

孤立した大学時代に出会った飲食業界

大学では実技の「製図」「設計案」「ジオラマ製作」「地域のニーズ」や「課題に基づく施設建築案」などでは、1年次から高い評価をもらいました。しかし、座学の「物理工学」「数学」「力学」ではつまずき、”実技よりもまずは基礎”というベース部分で、1年目から周囲に遅れを取ってしまいます。

また、バリバリの体育会系からいきなりの超理系の世界に入ったため、周りと上手く馴染めず、孤立し、早くも休みがちに…。

時間を持て余してもしょうがないと、バイトを始めることにしました。稼げりゃなんでも良い、と選んだのが当時大学の動線上にあったカフェでした。

これが、飲食に全身でのめり込む始まりでした
来店した方に”いらっしゃいませ”とご挨拶、丁寧にコーヒーを淹れ、パンを焼き、熱々のままお客さんに手渡す。お客さんは人それぞれ、思い思い好きに過ごして、やがて「次」に向かうため店を出て行く。ごちそうさま!と笑顔で。

その、ほんのひと時でも誰かの癒しや力になれる場所、それを提供できる事をめちゃくちゃ幸せに思いました。気付いたら、授業そっちのけで週6で働いていました。

 

海外ひとり旅で一気に”食”に目覚める

大学は一時的に休学、カフェでバイトしながら、今後どうしようか思い悩む毎日が続きました。
難関大学に進学したのに、1年足らずで休学したため、両親と揉め居場所はなくなり、1人暮らしをスタートさせることに。

そんな中、心配した親戚から声をかけていただき、シンガポールへひとり旅をすることになりました。
親戚は船会社でシンガポールに赴任しておりました。現地の社宅マンションの一室に空きが出たから使って良いとの事だったので、お言葉に甘えることにしました。

この旅で、一気に食に目覚めました
世界的な金融センターにもなっているシンガポールは、さまざまな国籍と事情が混ざり、そして都市開発とローカルが隣り合う不思議な街でした。高級ホテルが立ち並ぶ「マリーナ・ベイ」から徒歩圏内には、「チャイナ街」「インド街」があり食は多彩。違う国籍の屋台を食べ歩き、地酒を現地の人と飲み交わし、街をまた歩く。

車で少し行ったマレーシアの「ジョホールバル」には服がボロボロの日雇い労働者たちが溢れているのに、そういった人たちとエリートサラリーマンが同じ街で生きている。
なんだか眼が覚める思いでした。

最高級ホテル「ラッフルズホテル」前の交差点で、日雇い労働者を荷台にギュウギュウ詰めに乗せた4tトラックを見て、今自分が思い悩んでた事の小ささを恥じました。

飲食、サービスで生きていこう

カフェで感じたやりがいや、お客様の笑顔を思い出し、それを提供する立場を貫こうと。
10日の旅を終えて帰国したのちに、すぐに大学を辞めレストランに就職します。

日本橋のピッツェリアに飛び込んだのは、21歳の時でした

次回は「飛び込んだ飲食業界で奮闘したお話」をお伝えします。

WINE & DINE Vinogrisさんの投稿 2018年11月30日金曜日

■WINE & DINE Vinogris■
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山口 裕大 (WINE & DINE Vinogris・オーナー)

2018年9月にオープンしたワインセラー完備のワイン食堂「WINE & DINE Vinogris ヴィノグリ」のオーナー。 自身は店長出身で妻はソムリエール。現在は妻にホールを譲り、シェフを務めています。建築デザイナーを目指していた経歴を活かし、夫婦で仲良く0から立ち上げた完全な個人店です。 パートナーと独立を目指している方の参考になれれば幸いです。